すぐやる人とやれない人の習慣 塚本 亮著

「すぐやる人」と「やれない人」の習慣」塚本亮著 – 行動できない人を過去の自分と呼べる本

「すぐやる人」は自分をラクに動かす方法を知っている。自分を無理に動かそうとするのではなく、自然と行動できるような習慣を身につけよう 。この一節が、本書の核心です。読んでみた感想を記します。

目次

基本情報

項目内容
著者塚本亮 
出版社飛鳥出版社(2017年1月21日出版)
定価1540円 
構成50項目の習慣(1項目あたり約4ページ)

本書が説く「すぐやる人」の方程式

本書は「意思×環境×感情」という3つのコンセプトから、自分をスイッチ入れて動かす方法を解説しています 。サラリーマンにおすすめしたい。

「やれない人」の悪循環

「やれない人」は自分を無理に動かそうとして失敗します。例えば:

  • ダイエットしようと思うのに先延ばしを続ける
  • 余裕を持って仕事を終わらせようとしたけど、結局ギリギリになる

こうした失敗を繰り返すことで、「自分はダメな人間だ」という思い込みが刷り込まれ、ますます行動できなくなる悪循環に陥ります 。

「すぐやる人」の特徴

一方、「すぐやる人」には以下のような習慣があります:

習慣すぐやる人やれない人
1日の終わり次の日の準備をする 流れで1日を終える
仕事の進め方優先順位で進む マルチタスクでパンク寸前
思考パターン未来を信じない・今アクション 「いつか」を待つ
モチベーションすぐにやることで高める 意志力に頼る

重要な心理学的コンセプト

ツァイガルニック効果

心理学では「ツァイガルニック効果」という現象があります。これは「人間は達成できなかった物事や、中断・停滞している物事に対して、より強い記憶や印象を持つ」というものです 。

「すぐやる人」はこの効果を知り、すぐにやることでモチベーションを高めています。

逆算思考 vs 積み上げ思考

  • 逆算思考: ゴールから考える思考法
  • 積み上げ思考: 現時点から歩いていく思考法

どちらがいいということではなく、使い分けるのが「すぐやる人」です 。

本書の6つの章構成

  1. 思考編 – 頭の中を整理する方法
  2. 自分を動かす編 – 勝ちパターンを見つける
  3. 周囲を動かす – 他者と協働する習慣
  4. 感情マネジメント – 感情は受け入れる
  5. 時間・目標管理 – 目的と目標を区別
  6. 行動 – 考えずにまず動く

実践的なヒント

頭をよぎったら書き出す

頭に置いておかない。感じたことや考えていることをどんどん書き出すことで、頭の中を客観視できます 。

誘惑そのものを遠ざける

「すぐやる人」は意志力に頼らず、誘惑そのものを遠ざける方がよほど楽です。モノを持たないこと、関係のないモノは徹底して処分しましょう 。

感情はため込まず吐き出す

感情は押さえ込もうとするほど勢いを増します。最適な方法は、感情を悪とせず受け入れること。素直に気持ちを誰かに伝え、吐き出す習慣を身につけましょう 。

読んだ後の効果

「難しく考えてしまい、結局動けない」ことや、「Aで行くかBで行くか悩んでしまう」ことに悩む人は多いですが、本書は心理学的見地と著者が実際に大事にしている習慣をもとに、いざという時に行動できる自分になることを説いています 。

一部の天才だけが可能な理想論ではなく、現実的な話題が中心なので、頭の中に入ってきやすい内容です 。

おすすめポイント

  • ✅ 50項目が簡潔 – 1項目あたり4ページで読みやすい
  • ✅ 精神論ではない – 意志力ではなく「すぐやる仕組み」が自分を動かす
  • ✅ 実用的 – 現実的な話題が多く、すぐに実践できる
  • ✅ 自信がない人にも – 行動できない人を過去の自分と呼べるようになる

最終評価

「すぐやる人」と「やれない人」の習慣」は、優柔不断やなまけ心でも、いざという時に行動できる自分になるための習慣を解説した本です 。

「難しく考えて動けない」自分を振り返り、「すぐやる仕組み」を身につけたい人に、強くおすすめします。

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